香月ミキの書架

ゆるりと、日々の読書の感想公開。どこかの誰かの参考になったら嬉しい。

夜会

こんにちは!今日は、井上雅彦著「夜会」です!!

 

 

あらすじ

…そう、あの夜から、私の生活は一変した。吸血鬼をこよなく愛す作家、井上雅彦が贈る、

初の「吸血鬼作品集」!

知られざる18の「血族」の姿が、詳らかに。(ブクログより)

 

 

これ、完全に表紙に一目惚れして手に取りました 笑

いやだって、すごく素敵だったのだから、仕方ない!!

一体全体、話の中身はどんなものだろうか、と、

くるっと裏面をひっくり返して、「あぁなるほど、吸血鬼か。しゅき。

となったので、読み始めました。

 

そして読み始めてびっくり!

こちら、吸血鬼に関する短編集でしたん!!!

 

表紙にも、裏面にもガッツリ、「吸血鬼作品集」って記載されているのに、

短編集だなんて全く思っていなかったのでびっくりしました!

今となっては、でっかく作品集って書いてあるのに、短編と認識できないとか、何を見ていたんだ、そっちの方がびっくりだわ!って感じですけど…笑

 

話の中身は、ぎっしり詰まりすぎて、しばらくは吸血鬼系の話は、

お腹いっぱいだ、と思わせてくれるほどでした。

 

とにかく、濃い。1話1話の雰囲気も、ねっとりと絡みつくような濃さだし、

吸血鬼、いわば闇の眷属を扱うのだから、雰囲気がそうなるのは至極当然

知識も濃い。

 

「鳥」と、一括りにしても、その中にはタカ、ひよこ、アヒル、インコなど、

さまざまな種類に分かれていて、性質も異なるように、

吸血鬼にも色々とあるのだ。と気付かせてくれる作品でした。

 

吸血鬼が好きな人は、一回読んでみる価値、大いにありです!!!

 

 

では、また!!!!